3点問題(実地)で点数上げるなら?①

2023/09/06

おはようございます。
国試リハビリセンターです。

今回は、国家試験内にある
実地問題についての話です。


PT/OTともに、国試は2つに分けられます。
一般問題(基礎)…1点/1問
実地問題(専門)…3点/1問


実地問題は、1問当たれば3点得られるから、
ここで点数アップしたいと思うのは当然です。

しかし、AM/PM併せて40問(120点満点)
の実地問題を全問正解しても、合格しません。


国家試験の合格条件は、

一般問題と実地問題を合わせて168点以上
かつ実地問題で43点以上
※実地問題だけ高得点でも、合格には至りません。


最近の実地問題は複数分野を混ぜて出す為
俗に言う「ニュアンス」だけで解けなくなっています。

では、どうしたらよいか?

対策は2つありますが、今回はその1つをお伝えします。


1つ目は
基礎知識をつけること
これが最も重要です!!

医学的基礎知識がないと、
問題内容を正確に理解できません。
(選択肢の内容理解も同様)

去年の国試(OT)問題で具体的に解説します。



問題文からキーワードを拾います。
・疾患とその特徴
・示されている状態
(画像所見や、血液等の検査データ)


そして問題文の対象者が、
“どういう状態か”を理解する事が必要です。

次に、選択肢です。
選択肢を見て、示された状況が
介入に適切か否かを判断する能力が必要です。
(本問なら、リスク管理基準の把握)


この様に、解答選択に必要な知識は
1つではありません

結果、“ニュアンス”だけで解くことが
難しくなっている訳です。


実地問題(専門)と言われるだけに、
専門知識に関した内容である事は間違いありません。

でも、その中で基本的な医学知識が不足していると、
トリッキーな選択肢に引っ掛かかる事になります。


今回の解答は、
実地問題の点数アップを望む人にとっては
つまらないものだったと思います。

でも、これが
現実です。


確実な得点アップを狙うなら、
基礎医学の知識習得に力を入れることが大切です。
(特に解剖学、生理学、運動学)


是非、今からでも基礎を固めて下さい。
経験上、基礎知識の習得が専門的な得点向上にも繋がることがよくあります。



もう1つの対策については、次回書きたいと思います。
お楽しみに♪

それでは、体調を崩さない様に気を付けて
いい1日を過ごして下さい。

来春、皆さんが目標とする場所で、
いい顔で仕事されている様、
私たちも一緒に頑張らせていただきます。


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