復習が必要なわけ

2023/08/23

おはようございます。
国試リハビリセンターです。



今月は国試の解き直しや
模擬テストの話が多いですが、
それにも理由が有ります。

解いたままで、復習しない人が多いから。


テスト後の活用方法は説明してますが、
テスト自体を復習する事も同じ位大切なんです。

今日はそれを理由付きで説明します。

突然ですが、このグラフ見たこと有りますか?



(画像引用元: 忘却の曲線 |キャンパスウェルネス|ウォータールー大学 (uwaterloo.ca)

これは、カナダのウォータールー大学が発表している
忘却曲線のグラフです。

2色の曲線グラフが有りますが、

まず黒線についての説明します。

1日目(初日)の講義で得た知識100%の内
翌日は何もしなくても
知識量の50%~80%を覚えています。

でも、7日目(1週間)になると記憶量は減り

30日目では初日の約2%~3%しか覚えていない状態(殆ど覚えていない)になります。


そして“同じ事の繰り返し”は

脳にとって「この情報を記憶した方が良い」
と判断する材料になります。

こうする事で、脳は長期記憶の中にある情報を引き出す時間が短くなり【必要な情報】として認識され、思い出しやすくなります。


これを踏まえ
『もし、復習(≒同じ事の繰り返し)を入れたら?』
を示したのがオレンジ色のグラフです。

講義後24時間以内に10分復習すると
曲線をほぼ100%に引き上げられます。

1週間後(7日目)に再復習すると
思い出すには5分しかかかりません。

30日目に再々復習した場合、

思い出すのに2~4分しか必要としないという事。
(個人差がある事は前提ですが)


折角覚えた事を忘れない為には




今回の説明で、詰め込みタイプの勉強が
記憶にとどまりにくいということも
気付きましたか?

一気に詰め込んでも、
2日後には半分未満しか覚えていないという事です。


国試の勉強って改めて考えると、
地味&時間が掛かる作業なんです。
(簡単な方法は無いと思います

ちなみに、復習方法には手軽な物が有ります。(笑)

学習した内容の関連問題を解ことです。


1
週間後に、学習した内容と同じ問題を解いて下さい。
(解答の選択理由が説明できる=理解でOK)



これが一番手軽な方法です♪
理解度も解るし、前回との比較も簡単に可能です。

1週間程度は覚えていて当然と思う方は
1問といわず、関連問題で100問(=国試同等数)でやってみて下さい(関連でも、複数問題で正答率100%は相当難しい)

これをやって
学力が上がらないはず無いですよ


それでは、体調を崩さない様に気を付けて
いい1日を過ごして下さい。

来年春、皆さん目標とする場所で、
いい顔で仕事されている様、
私たちも一緒に頑張らせていただきます。

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